手造り麹・木桶仕込み・木樽蒸留・洞窟貯蔵で造る究極の芋焼酎

全量芋焼酎の仕込み

今、祁答院蒸溜所では、全量(ぜんりょう)芋焼酎「さつま芋の花」の仕込みをしています。
芋焼酎は、一般的に、「米」と「さつま芋」でつくりますが、この焼酎は、その名のとおり、原料に「全部さつま芋」
を使うのです!
まずは、さつま芋を乾燥させ、米粒ほどに細かくダイス状にしたものを蒸す作業から仕込みは始まります。
(写真は、さつま芋ダイス。まだ乾いています)

全量芋焼酎の仕込み

これが、良い蒸し具合になるように計算した水をかけ、ムラが無いように混ぜ、蒸します。(写真は、水をかけたさつま芋ダイス)

蒸しあがったさつま芋ダイスに、麹菌をまぶし、芋麹(いもこうじ)を作ります。芋麹ができあがると、さらに、蒸した芋(黄金千貫)を加え、発酵させます。

全量芋焼酎の仕込み

「さつま芋」だけを使っているため、もろみは、通常のもろみよりも、繊維質で、粘りがあり、
カイ入れも一苦労。(←かめ壷でのカイ入れ作業)実は、今日、今回仕込んだものの初蒸留の日でした。
「さつま芋100%」で造るので、香りや味わいも個性がでています。
この焼酎を、寝かせて熟成させると、また風味が変わってくるので、どんな味わいになるのか、私たちも、楽しみです!

全量芋焼酎は、米を使わず、原料をすべてさつま芋だけで仕込むため、通常の芋焼酎とは異なる難しさがあります。芋を乾燥させて細かく加工し、芋麹を造り、さらに蒸した芋を加えて発酵させる工程は、手間も時間もかかりますが、その分、原料由来の個性がはっきりと表れます。
祁答院蒸溜所では、こうした手間のかかる仕込みにも挑戦し、焼酎の可能性を追求してきました。今回仕込んだ全量芋焼酎も、熟成によってどのような香りや味わいに育っていくのか、私たち自身も楽しみにしています。これからも、伝統を大切にしながら、新しい焼酎づくりにも取り組んでまいります。