木樽で初蒸留


場内にある柿の木も、おいしそうに色づき秋めいてきたこの日、木樽蒸留機での、初蒸留を行いました!
木槽発酵のさつま芋もろみを、午前9時38分に木樽に投入。蒸気による蒸留開始から19分後に初垂が出てきました!

すぐに試飲すると、木の香が芋の香りと調和した、いい香り。木樽ならではの、やわらかく、まろやかな味。
初垂とは思えない澄みきった味でした!
同日、地元の南日本新聞社川内総局さんが、取材にきてくれました。
秋の祁答院は柿の実が色づき、周囲の田園も黄金に輝く季節。そんな穏やかな日、祁答院蒸溜所では木樽蒸留機による初蒸留が行われました。
手造りの木槽で発酵させたさつま芋のもろみを、午前9時38分に木樽へ投入。蒸気を送り込み、約19分後には初垂(はなたれ)が流れ出しました。その瞬間、蔵内には木のぬくもりと芋の甘い香りが立ちのぼり、職人たちの表情にも喜びが浮かびます。
試飲すると、木の香が芋の風味とやさしく調和し、木樽蒸留ならではのまろやかで奥行きのある味わい。初垂とは思えないほど澄んだ香味が広がり、蔵の空気を包み込みました。
この日は地元の南日本新聞社川内総局の方も取材に来られ、木樽蒸留の新たな挑戦を記録していただきました。祁答院蒸溜所の伝統と革新が息づくこの瞬間を、多くの方に知っていただけることを嬉しく思います。
自然と共に歩み、手間を惜しまず、心を込めて造る——これが祁答院蒸溜所の焼酎づくりの原点。これからも、木樽が生み出すやさしい香りと深い味わいをお届けしてまいります。
