柿渋ぬり


こんにちは!蔵人の上村です!
長かったオフシーズンも残すところあとわずかになり、来月からは仕込みが 始まります。
オフシーズンのメンテナンスもほぼ完了し、後はモロブタの柿渋塗りを 残すのみとなりました。

柿渋には、抗菌・防腐・防水効果があります。
何故、柿渋塗りを暑いのに外で行うかと言うと柿渋は独特の香りが強いので、 蔵内に香りがつかないようにする為です。
モロブタというのは、焼酎造りで麹を広げたりするために使う、木製の浅い箱です。
この大切な道具を守るために、昔ながらの方法で柿渋を塗っておくのが、毎年の恒例作業なんです。
柿渋の強い香りが蔵の中に残らないよう、暑い中でも外での作業になりますが、これもまた“蔵の夏の風物詩”のひとつ。
地道な作業の積み重ねが、美味しい焼酎を支えています。
来月から始まる仕込みに向けて、準備は着々と進んでいます(^^)
今から、まだまだ暑さも厳しくなるでしょうが
皆さま、体調管理には十分気をつけてお過ごし下さいm(_ _)m