鹿児島の祁答院蒸溜所より、杜氏の山下です。
今回も、蔵案内の際にお客様より、質問をいただいた、『焼酎の疑問』第五弾についてお話しいたします。
石(コク)とは?
蔵見学時、製造場へ向かう見学通路沿いに、焼酎を貯蔵する18,000ℓの貯蔵タンクが12基並んでいるのですが、「このタンクは100石(こく)タンクです」と説明した際、お客様より、石(こく)ってなんですか?という質問を頂きました。
日本には、石(こく・180リットル)、斗(と・18リットル)、升(しょう・1.8リットル)、合(ごう・180ミリリットル)、勺(しゃく・18ミリリットル)、才(さい 1.8㎖)という容積の単位があります。

これは、豊臣秀吉の太閤検地以後、使用されています。
みなさんは、お米を炊飯器で、1合や5合、1升など炊くことがあると思います。また、焼酎は、1升瓶や、4合瓶で販売されています。なので、意外と身近に使用されていますが、石(こく)は、容量が大きい為、なかなか馴染みがないかもしれません。
江戸時代などでは、それぞれ地方の藩を、石高であらわしていました。
1石は、人が1年間に食べる量と言われており、ここ祁答院のある薩摩藩は、72.9万石で、72.9万人をまかなえたと言われています。
加賀100万石という言葉がありますが、加賀藩(現在の石川県)は、外様の中では、1番の石高でした。
話がそれましたが、1石は、180リットルの為、18,000リットルの貯蔵タンクは、100石タンクになります。ちなみに、祁答院蒸溜所では、焼酎をつくる1回の仕込みで、約8.3石の焼酎が出来上がります。
8.3石×180L=1,494L、一升瓶で830本、4合瓶で2,075本になります。
また、蔵にあるかめ壺は、5.5石。木桶は18.8石ほど入り、ご見学の際に近くからご覧いただけます。

鹿児島にお越しの際は、ぜひ蔵に遊びにいらしてください。そしてご質問もお気軽にどうぞ!
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