サツマイモ「紅はるか」と「綾紫」のご紹介

こんにちは!「明るい農村」「野海棠」など、個性的な焼酎を日本全国のお酒屋さんへお届けしている薩摩酒類販売です。

先日からご予約開始をご案内をしております「明るい農村 9-year aged Beni Haruka」が、大変ご反響をいただいており、誠にありがとうございます。

今回ご案内した「紅はるか」もそうですが、実は、一口に「芋焼酎」と言いましても、一番スタンダードな白芋・「黄金千貫」に始まり、色々な品種のさつま芋が、仕込みに使われています。

そこで今回は、「明るい農村 9-year aged Beni Haruka」 で使われている「紅はるか」と今の季節限定・「明るい農村の四季・秋」で使われている「綾紫(アヤムラサキ)」についてご紹介します。

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リキュールに使われる!? 霧島ブルーベリー摘み体験記 2021年夏

こんにちは!「明るい農村」「野海棠」など、個性的な焼酎を日本全国のお酒屋さんへお届けしている薩摩酒類販売です。

鹿児島は無事に梅雨明けとなりましたが、大雨などによる不安定な天候が続いているこの頃です。特に、私たち・薩摩酒類販売があります霧島は、山の中ということもあり、コロコロと天気が変わります。夏本番になると晴れ間も安定すると思いますので、もうしばらくの辛抱です!( `ー´)ノ

さて、旧霧島町の特産品の一つに、ブルーベリーがあります。

そして、明るい農村を造っている直営蔵・「霧島町蒸留所」でも、自社農園でブルーベリーを栽培しています。毎年、この農園から摘み取った完熟果実を焼酎につけて、無添加の「農村のブルーベリー酒」シリーズを造っています。また、このブルーベリー果実から採取した天然酵母を使って、 自社農園天然酵母仕込みシリーズ にも挑戦しています。

今回、そのブルーベリーの収穫に参加してまいりましたので、その体験についてお届けします!

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夏におススメ!~家庭用冷凍庫でキンキンに冷やして楽しむ飲み方「パーシャルショット」

こんにちは! 「明るい農村」や「野海棠」など、個性的な焼酎を日本全国のお酒屋さんへお届けしている薩摩酒類販売です。

前回のブログ記事で、「夏にオススメな芋焼酎の飲み方3選」をお伝えしました。
その中から、“冷凍庫でキンキンに冷やして暑気払いに楽しむ「トロっと一滴」”について、自分たちでも試して、深堀りしてみました(^^)/

夏の暑気払いにピッタリな芋焼酎の飲み方です。 ぜひ、お試しください♪

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夏にオススメな芋焼酎の飲み方3選のご紹介

こんにちは!
「明るい農村」や「野海棠」など、個性的な焼酎を日本全国のお酒屋さんへお届けしている薩摩酒類販売です。

これから、焼酎の豆知識や鹿児島の風景などをご紹介するブログ記事をお届けすることになりました。
今後、ブログを公開しましたら、公式Facebookでもお知らせします。
ぜひフォローをよろしくお願いします!(^^)/

https://www.facebook.com/satsumashuruihanbai

さて、その大切な第一回目となります今回の記事では、夏にオススメな芋焼酎の飲み方と、その飲み方にピッタリな弊社取扱焼酎をご紹介いたします。
ぜひ、最後までお付き合いください(#^.^#)

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焼酎用語

焼酎用語について、ご紹介いたします。

お酒の分類

お酒は酒税法で、「醸造酒」 「蒸留酒」 「混成酒」の3つに分類されています。

醸造酒

穀物や果実を原料に、これを発酵させてつくるお酒。
(例:日本酒、ビール、ワイン)

蒸留酒

穀物や果実を原料に、これを発酵、蒸留してつくるお酒。
(例:焼酎、泡盛、白酒、ウイスキー、ウオッカ、ブランデー、ラム、テキーラ)

混成酒

既成のお酒(醸造酒、蒸留酒)に、果実や糖分、香料、薬料などを加えてつくられるお酒。
(例:リキュール、梅酒、みりん)

焼酎

焼酎は、「蒸留酒」に属しており、製造(蒸留)方法によって、大きく2つに分けられます。

単式蒸留しょうちゅう (本格焼酎 / 旧乙類)

  • 単式蒸留機を使い、アルコール度数45度以下に仕上げたもの。
  • 昔ながらの製法でつくられており、原材料の香味が楽しめます。
  • 沖縄県 特産のものは「泡盛」といいます。

連続式蒸留しょうちゅう (旧甲類)

  • 連続式蒸留機を使った、アルコール度数36度未満のもの。
  • 無味無臭なお酒ため、チューハイや、カクテル、果実酒のベースに利用されます。(ホワイトリカーとも呼ばれます)

※2006年5月1日の酒税法改正前までは「甲類」「乙類」という名称でしたが、乙類が甲類に対して劣るという誤解を避けるため単式蒸留焼酎は、「本格焼酎」と呼ばれます。

原料

焼酎の原料には、主に「さつまいも」「黒糖」「麦」「米」「そば」などがあります。
デンプンが含まれる原料であれば、焼酎をつくることができます。

芋焼酎では、「黄金千貫」(こがねせんがん)という品種のさつまいもを、原材料に使うのが一般的です。

また、原料は、ラベル(表か裏)に、多い順に表示されています。

例) かめ壺焼酎「明るい農村」の場合→  さつまいも・米麹

麹(こうじ)

米や麦などのデンプン質の原料を蒸し、麹菌(こうじきん)を増殖させたもの。
麹菌のうみだす酵素によって、デンプンが糖分へと分解される。また、レモンや梅が多く含む「クエン酸」を黒麹、白麹はつくり出すため、高温多湿の南国での焼酎造りが、腐敗せず安全につくられるのは、麹のおかげ。

麹には、「黄麹」「黒麹」「白麹」の3つの種類がある。

黄麹

日本で、古来から酒造りに使われてきた麹。

クエン酸をほとんどつくらないため、南国鹿児島での焼酎造りには、使用が難しい麹。やわらかで華やかな香りの焼酎になる。

黒麹

古くから沖縄の泡盛づくりに使われてきた麹に由来する。強いクエン酸をつくるため、もろみが腐敗しないと尊重され、明治時代に南九州にも伝わり、焼酎造りに使われるようになった。

焼酎は、コクと深味が出やすく、ロックで飲んでも味わいがある。

白麹

黒麹菌の突然変異で誕生した、見た目が白い麹菌。

焼酎にすると、原材料の風味を引き立て、すっきりした淡麗な風味の焼酎に仕上がる。
蔵人にとっては、黒麹ほど胞子が飛ばないため、道具類が汚れず、重宝する。

酵母(こうぼ)

糖分(ブドウ糖)からアルコールをつくる、微生物。原料由来のアミノ酸や脂肪酸からは香味成分をつくる。酵母の生命活動の中でアルコールがつくられ、同時に炭酸ガスも排出される。

鹿児島県2号酵母、鹿児島県5号酵母などがある。

原酒

蒸留後に水や添加物を一切加えないもの。一般的に芋焼酎だと、アルコール度数は36~39%以上。米焼酎、麦焼酎だと、40~44度ほどになる。
通常、販売されている焼酎は、水を加え25%に調整されている。原酒は蒸留した焼酎そのものの味わいを楽しめる。せっかく加水していないので、ぜひストレート、ロックで楽しんで。

古酒

蒸留した焼酎を、3年以上貯蔵し、熟成させたもの。長期貯蔵酒とも呼ぶ。熟成香(じゅくせいこう)という独特の香りと、角がとれ、まるみのある味わいが楽しめる。

新焼酎

その年にとれたさつまいもで仕込み、数か月の熟成後に発売されるもの。できたての焼酎は炭酸ガスを多く含むため、新鮮で、荒々しい風味が楽しめる。

焼酎づくりは8月~9月頃から始まるため、11月頃にちょうど新焼酎が出てくる。

本格焼酎の日

昭和62年に日本酒造組合中央会が、11月1日を「本格焼酎の日」に制定。
毎年8月~9月頃仕込みが始まり、その年の「本格焼酎ヌーボー」すなわち縁起のよい新酒が飲めるようになるのが11月1日頃だということから、決まった。

フーゼル

焼酎に含まれるうまみ成分、高級脂肪酸エチル。普段は焼酎の中に溶け込んでいるが、寒くなると白くなって見えることがある。うまみ成分なので、常温でよく振って溶け込ませて、お召し上がりください。新焼酎や無ろか、荒ろか焼酎では、出やすいものです。

濾過(ろか)

不純物や余計な油分をとりのぞくために、フィルターを使ってろ過をかけること。
目の細かいフィルター、目の荒いフィルターがある。
目の荒いフィルター(「荒濾過」という。)では、油分(旨み成分)が多く残るため、寒い時期は、瓶の中に白く旨み成分がにごって見える。

無濾過(むろか)

冬場(15度を下回った日など)、自然と浮き上がってきた油分を、蔵人が手作業ですくい取ったもの。

常圧蒸留

伝統的な、蒸留方法。通常の気圧で、蒸留するため、焼酎もろみに含まれる、原料由来の様々な風味が抽出され、個性ある豊かな味わいの焼酎になる。本格芋焼酎は、ほとんどが常圧蒸留。

減圧蒸留

蒸留器内の気圧を下げて、蒸留する方法。
高い山の上でお湯を沸かすと、早く沸くように、沸点が低くなるため、軽い成分のみが蒸留される。クセのない飲みやすい焼酎になる。米焼酎、麦焼酎、黒糖焼酎に多い。