ホースの取り替え作業

梅雨が長引き、各地に大きな被害が出ていますね。
祁答院蒸溜所でも数日前投稿した通り、敷地内の土手が2箇所崩れてしまいました。早く梅雨が明けてくれることを願うばかりです。

さて、梅雨が明けて暑い夏が来ると、あっという間に次期の仕込みのスタートです。今日は、次期仕込みに向けての、各ホースの取り替え作業についてご紹介したいと思います。

焼酎の仕込み時期中も、もちろん徹底したホースの洗浄を行いますが、経年劣化による硬化などが起きるため、定期的に新品に交換する必要があります。

今回交換するのは、醪用の1次ホース3本、2次ホース4本、原酒搬送用6本、洗米機用1本、水用7本の合計21本です。

水用以外はホースが硬いので、熱湯で柔らかくしてから接続部分のカップリングから引き抜き、取り付けも熱湯で柔らかくしてから差し込み、ホースが抜けないようにホースバンドでしっかり固定して完成です。

その後、再度洗浄をしてから使用できる状態になります。

一見地味な作業ですが、美味しい焼酎を造る為、とても大事な作業の一つです。

もし、蔵見学にいらっしゃることがありましたら、蔵内の各所にホースがありますので、少し気にしてみてみてください(o^―^o)