赤紫色のサツマイモを仕込んでいます。

蔵では今、赤紫色のサツマイモを仕込んでいます。
みなさまが飲まれる時には、無色透明の焼酎ですが、蒸留前の「もろみ」の状態は、原料と同じ、赤紫色です。

この鮮やかな赤紫色から、焼酎の銘柄名は「赤」を冠することが多いです。
当蔵で、赤紫色の芋で仕込んだ焼酎は、「野海棠・赤」となります。

写真は、蒸留前のもろみを採取しているところです。
採取したもろみから、「試留機(しりゅうき)」とよばれる機械で、アルコールを抽出し、もろみ中に含まれるアルコール度数を調べます。
もろみを実際に蒸留する際に、そのもろみに適した蒸気圧を決めるために調べるものです。
これも、美味しい焼酎を造るための、大事な作業の一つです。

実際出来上がった原酒は約1年貯蔵し、美味しくなったころ、瓶詰して商品になるので、現在仕込んでいるもろみが、お客さまのお手元に届くには、しばらくかかります(#^^#)
お試しがまだの方はぜひ、お試しいただけたらと思います。