今シーズンの仕込みが終わりました

こんにちは。蔵人の荒木です。

当蔵では、5月9日(日)に最終蒸留分の検定を行い、原酒を貯蔵タンクへと移動し、今期の製造を無事終える事が出来ました。

今期は2020年8月31日にスタート。
「野海棠シリーズ」をはじめ、「手造り青潮」や「日は昇る」のレギュラー酒の他に新しい仕込みへの挑戦として、掘り立ての芋を半月ほど熟成させた貴腐芋(きふいも)を使用した『野海棠 いざなう』の誕生(5月1日発売開始)。

また、オレンジ色が鮮やかなさつま芋のハマコマチを使った仕込み、麦焼酎には香り酵母を使用するなど、味と香りへのこだわりを追求した1年でした。

今年2月の鹿児島県の焼酎鑑評会では、野海棠(麦)と野海棠(芋)がそろって、総裁賞(第一位)という快挙を達成。
たった4名の蔵人にとっては、何事にも代え難い喜び、そして今後の『造り』への大きな励みとなりました。

これから、しばらく設備メンテナンスの時期に入ります。
来期の、新しい焼酎造りのための準備期間です。祁答院蒸溜所の焼酎をご愛飲して下さる皆様、誠にありがとうございます。
これからも手造りにこだわり続け、『うまい!』と言っていただける焼酎を追い求めて行きます。

今後とも、よろしくお願いします。

焼酎蔵の祁答院蒸溜所、木桶仕込み